役立たずのバイリンガル

hungrysister. MotoGPにハマった女, 旅行

2018年4月9日 アルゼンチンGP

さっそく、大好きなMotoGPについて記録していきたいと思います。

今回のレースでレギュレーションや用語などをたくさんググって結構勉強になりました。

MotoGPに関する情報が日本では少ないと思っていたが、頑張って探せば結構ありますね。

私みたいにMogoGP好きだけどなんだかまだヨクワカラナイ!」

っていう方の理解を深めるお手伝いもできたら嬉しい。

 

まずだいぶ出遅れてるけど本題へ入りたいと思います。

当方体調悪くしててリアルタイムで観ることができず、事務所の会議室で観たんですよね。

もちろん休憩中にね!

結果に衝撃を隠せずドタバタとデスクに戻り、隣のインド人の同僚びっくり一言、

「(システムに)障害でもあったの?!」

 

マルク・マルケスバレンティーノ・ロッシ接触、転倒させる

5番手でレースを終えるも、既に課せられていた2つのペナルティに加え、さらに30秒のペナルティ、18位まで降格。前代未聞のワンレースに3つのペナルティ。

(30秒の差でこんなに順位が落ちるのかー!)

 

インターネットSNSではまだまだ多くの批判が。

私の思ったことは、マルケスはペナルティで後方を走らざるを得なかったことに対して憤りを感じ、向こう見ずで強引な行動に出てしまったのかなぁ。。マルケスファンの私ですが、マルケスは悪くない!とは言い難い試合でした。せっかく2015年セパンでの出来事が忘れられかけていたかのように見えたのに、あっちこっちでその話もまたもや繰り広げられています。(「ロッシだって同じことをやったじゃないか!忘れたのか?!」など)

 

ロッシは前回3位で終わってますし、あと2年契約延長!!と話題になっている中の19位。本人もエンジニアたちもファンもさぞお怒りのことでしょう。。

そして。トップ争いそっちのけで話題がこれに集中してるのも残念ですよね

 

選手を批判する前に、ドルナのルールはなんだ!MotoGPの秩序をどうにかしろ!って意見もネットではたくさんありました。(知らない人のために:ドルナさんはMotoGPの運営者らしい)

 

 

何が起きたのか追っていきます。あれ、全然本題に入ってなかった。

 

レース開始から終了まで

レース直前ウォームアップ10分ほど前、ウェットコンディションとなるだろうと言われていたこともあり、選手たちが選んだのはウェットタイヤ。対してスリックタイヤ(ドライコンディション用のタイヤ)を選んだのはジャック・ミラーのみ。

 

だがしかし、気温が高くサーキットがどんどん乾いていく。

 数分後、ウォームアップ前に他選手は次々とスリックタイヤに変えていく。
 
この出来事に、MotoGPは安全のためスタートを遅らせることに。
選手たちはピットレーンにマシンごと待機。
*ピットというのが各チームのガレージ、ピットレーンはコースとピットを繋いでいる道のこと
 
ここで発生した問題は、
ミラー以外の選手は全員最後尾からスタートしなければならなくなってしまったこと。
誰よりも早くスリックタイヤを選択しグリッド(*スタートの位置)で待ち続けたミラーにフェアじゃなかったからです。
レギュレーションはこちらが当てはまるのでしょうか。
 

”スタートディレイド進行の原因となったマシンは、必要な作業がいかな るものであれ、ピットレーンに運ばれなければならない。同マシンが再 スタートできる状態になり、またはスペアマシンで出走することにな った場合(MotoGP クラス)、そのライダーはウォームアップラップを ピットレーンからスタートでき、決勝レースのスタートはグリッド最 後尾からとなる。”

 
でも、23人の選手が”最後尾”からレーススタートって、どうするの?
 
ディスカッションが行われた後、
ミラー以外の選手は全員6列後方からスタートという異例のケースになったようだ。
 

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ジャック・ミラーただ一人30分ほどポールポジションで待ち続けた後、やっとウォームアップスタート。
 
 
そして決勝へ、かと思いきや、なんとマルケスがスタート直前にエンジン停止してしまう。
そもそもこれが事の発端でした。これはピットレーンからのスタートか?と思いきや、これまた異例(らしい)のグリッドスタート。だがしかし、後からペナルティを課せられる。エンジンが停止してしまった場合は、両手をあげて知らせなければルール違反となるらしいのだ。(あと逆走したから?)
これに関しては、マルケスは「マーシャルに”ピットレーンか?グリッドか?”と確認したらグリッドスタートと言われた(許可された)。なのになぜスタートから数周後になってからライドスルーが課せられるのか理解できない」
 
マルケスは1番手まで上がったのに19/24周のところでライドスルー:

レース中、ライダーはピットレーンを通過するよう指示される場合がある。 途中、停止することは認められない。通過後、当該ライダーはレースに復帰する ことができる。 ライダーはピットレーン速度制限(事項 1.21.14)を遵守しなくてはならない。

**

 レース終了までにライドスルーの罰則を執行できなかった場合、当該ライダーに は20秒のタイムペナルティが科される。

 
ピットレーンを走るマルケスを次々と追い越していく他ライダー達。
ほぼほぼ最後尾からの再スタート。
ここからマルケスの追いあげが始まる。
 
アレイシ・エスペラルゴ(41)との接触、中上選手を接触すれすれで追い抜くなど、無茶な走り。マルケスは順位を落とすようにペナルティを課せられる。
MotoGPファンからしたら実に「マルケスらしい」走りらしいが。。。

そんな中、ジャック・ミラーは一番手をキープ。2番手を走るアレックス・リンスは何度かカーブで追い抜くが死守されてしまいます。続くザルコとクラッチロウとの4人で繰り広げられる激しいトップ4争い。

(かなり見所ですが、今回の記事では取り上げないことにします・・涙)
 
そしてレースも残すところ5周のところで、
バレンティーノ・ロッシ(47)と接触しロッシを転倒させてしまう。

マルケスは"Iressponsible riding"として30秒のペナルティ

 
結果5位に入るも、18位となってしまい、ポイントは0。
マルケスの追い上げはすごかったが、気持ちのいいレースをは言えなかった。
ロッシのことも応援していただけに、複雑な思いです。
レース直後の"hiho de puta" (多分英語で言うsun of a b*tch)の罵声も心が傷んだ。
 
 
それにしてもクラッチロウがゴールするときの指の動きはちょっとかっこよかったな。
そして中上選手も初のポイント獲得嬉しいですね。
 
 
 
ザルコにはなぜペナルティが課せられないのか?
ドルナは何やってるんだ?
などネット上でいろいろな批判がありますが、こちらに関してもリサーチをしたいと思います。
記事にするかはわかりませんが。
そしてインタビューも観たのですが書ききれなかったのでこちらもまたの機会に。
 
 
今回のMotoGPは少なくとも3回は見る価値がありました。
次回からは予選からちゃんと見なくては。

今月号のライディングスポーツが楽しみです。