役立たずのバイリンガル

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ペーパー・ハウス【教授とベルリンはユーゴスラビア紛争に関わっていた?】

ペーパー・ハウス- la casa de papel

 

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シーズン1と2一気に観ました!

 

スペイン音声・日本語字幕で観て、改めて英語字幕で観始めています。

最後まで観るかは微妙。

 

ただのサスペンスだと思って観ると面白くないドラマ。

 

 

 

あらすじ

教授を名乗るある男が、大規模かつ計画的な強盗を働くため、犯罪歴・特別なスキルを持ち合わせた7人をスカウト。強盗先はスペインの王立造幣局

人質に24億ユーロを印刷させそれを持ち逃げするつもりの強盗たちは、67人もの人質と共に11日間もの間造幣局に立てこもろうとするが。。。

 

 

最初に見始めた時、うぉースッゲー適当に観たけど当たりじゃん!って思ったのですが、エピソードを追うごとにツッコミどころが結構出てきてしまって、あまり引き込まれませんでした。というのが最初に持った意見です。最初ね。

このドラマはサスペンスだと思って観てしまうと、サスペンス物が好きな方はがっかりするかもしれません。どちらかというと恋愛の要素の方が強いです。

あとは、強盗に若者が多いだけあって向こう見ずな行動が多い。それも結構一時的な感情に身を任せている。(特にトキオ)そこがどうもイライラ要素になってしまい、共感できませんでした。

君たち5ヶ月も一緒に念密に練習したのにもめすぎじゃね?って感じで。愛は人を盲目にするというメッセージ?

 

 

ネタバレ注意

 

 

 

【教授とベルリン】

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キャラクターたちの背景は、わざとらしく伏せられていますよね。笑

エピソード2でリオはベルリンに「なぜ教授がベルリンをリーダーにしたのか」と聞いています。本当にまったくその通りで、こんな暴力的な人(ストーリーによると精神的に正常ではなく同情できる人ではない)をなぜリーダーにしたのか疑問でした。

ですが、実は教授とベルリンは異母兄弟なんだそうな。

物語中ではっきりとは言っていませんが、教授が「父親は息子を救うお金のために強盗をしている間に撃ち殺されて死んだ」ということを説明しており、その息子=ベルリンである、ということですね。役者さんたちのインタビューでも公表していることらしいです。

それなら、彼がリーダーであること、本名を知っていたこと、親しげに抱き合っていたこと、ベルリンが教授からの連絡がないときでも信頼していたこと、最後にベルリンが自分を犠牲にしようとした時に必死で止めに入ったことなど、説明がつきます。

 

 

あとこちらはインターネットで海外の方が意見していたのですが、

教授とベルリンは、ユーゴスラビア紛争に関わっていたのではないか?と。

 

I’ve thought about this a lot as well, there is definitely a much deeper friendship between the two.

Something that particularly stood out for me is the involvement of all the Serbs (both Oslo and Helsinki, but more importantly the Serbs that assist with the operation on the outside) and the Professor's seemingly-fluent Russian (which I appreciate is different to Serbian).

Is it possible that both The Professor and Berlin were somehow involved in the Yugoslav wars that Oslo and Helsinki speak about, and thus formed such a camaraderie not just with each other, but also the Serbians?

I mean, both men clearly have political motives in the robbery and beyond, including the scene of them singing Ciao Bella together the night before the robbery; but more importantly a lot of faith and trust seems to exist between the Professor and the additional Serbians who liberate Tokyo and assist the Professor (despite not being a part of the original crew).

Also, if you notice, the Helsinki and Oslo almost unquestionably follow Berlin's orders throughout most of the Heist, especially when it comes to disciplining the others. We are also told very little about their own backstory.

But maybe I'm looking into things too much.

 

以下訳↓(間違ってたら指摘してください!)

これに関しては自分もよく思考を重ねてみたが、深い友情関係以上のものがあることは間違いない。

特に気になった点は、セルビア人(オスロヘルシンキ両者、さらに造幣局外でのオペレーションを手助けしていたセルビア人)との絡みと、教授のみたところ流暢であるロシア語だ。(セルビア語と違うことは認識している)

教授とベルリンは何らかの理由でオスロヘルシンキが話していたユーゴスラビア紛争に関わっていたのではないか、そこからセルビア人に対しても仲間意識を持っていたのではないだろうか?

 

なぜなら..二人とも強盗に政治的な動機があったのは明らかであったし、Ciao Bellaを強盗前夜に共に歌っていたことを考えるとだ; だがもっと重要なのは、教授と、トキオを逃すのを助けた他のセルビア人との間にとても深い信頼があったのがうかがえた。(最初に集められたメンバーにはいなかったにもかかわらず)

そして、ヘルシンキオスロがいつもベルリンの命令に異論なく従っていたこと。特に他のメンバーに対して罰を与えていた時だ。彼らのバックグラウンドに対してはあまり説明がされていない。

でももしかしたら私は少し考えて過ぎているのかも。

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いかがでしょうか。

読みたい方はこちらから。

もう一回観たくなりますよね!笑

Ciao bellaが一体どういった曲なのかも、調べたいところです。

 

話戻りますが、気になったのは、ベルリンが5回離婚したと言っているところ。

惚れやすく愛し方がわからず同じ過ちを繰り返し女性と別れてきたイメージです。

後々アリアンナと恋仲もどきになりますが、ベルリンは物語の最初からアリアンナの手を握っておちょくるような発言をしています。もうその時から好みの女の子だって意識していたのかもしれません。

やっぱり恋愛の要素強めです。

ベルリン最初「本当に気持ち悪いな!!」って思ってましたが、だんだんかわいそうになってきた。笑

 

 

 

ドラマ全体的な感想を言うと、スピード感がちょっと欠けているように感じました。

必要な作業や指令の実行をないがしろにしてラブラブしたり(笑)、変なところで嫉妬したりして、緊張感に欠けました。

こういった恋愛要素はどちらかというとありがちな「んもーっ早く早く!!」なイライラになります笑

「そんなことで喧嘩する?!」とかね。

あとは、前述にもありますが、登場人物の背景とかがいまいち紹介されず(最後の方にちょっと出てきますが)、感情移入するのが難しかったです。

 

教授、そんなに頭いいのになんで強盗なんてするの?

トキオたちと違って失うものもないのに。

目的は?

なんてずっと考えてましたが、お金なんてただの紙。

お金のためにやっていたわけではなかったんですね。

 

 

それにしても窮地でもベルリンのことを「吐き気がする」と言ってたアリアンナ、一番まともだよ。

 

 

今2周目なのでもしかしたら追記するかもしれません。

 

ちゃお!